丁寧語の1つとして、語頭に付ける「お」と「ご」があります。
この「お」と「ご」は名詞の頭に付けるのは周知の事実でしょうが、使い方でたまに迷うことはありませんか?
「お」と「ご」のどちらが付くのか。
そもそもこの言葉に、「お」や「ご」を付けていいのか。
などなど。
「お」と「ご」の簡単な使い分けとしては次の通りです。
和語(訓読みする名詞)には「お」
漢語(音読みする名詞)には「ご」
例えば、「幸せ(訓読み)」→○「お幸せ」/×「ご幸せ」
「理解(音読み)」→○「ご理解」/×「お理解」
という感じです。
ただし、面倒なのが「例外もある」こと。
例として、漢語なのに「お」が付く名詞もあります。「お茶」「「お洋服」「お電話」などがそうです。
また、「お返事」「ご返事」などのように、「お」でも「ご」でもOKという語もあるから厄介です。
…とはいえ、これらの例外は数が多くないので、まずは上記の原則をおさえておくとよいでしょう。
また、「お」「ご」を付けない名詞があります。
①動物→×お犬
②外来語→×おビール
③固有名詞→×お大介
などです。
これらも少しずつ「例外」の語がありますが、こちらもまずは原則を頭に入れておくと便利ですよ。