今日は家族で小旅行に出掛けました。目的地は富良野市です。
富良野の丘は白っぽい火山灰土で覆われています。遥か昔、十勝岳連峰が大噴火した時の名残なのですが、その中に溶結凝灰岩が混ざっています。
この溶結凝灰岩の中には「高温石英」の結晶が入っていて、中にはラベンダー色をしているものもあります。今回の旅の目的はこの紫石英を見つけること。富良野市内どこででも見つかるのですが、今回私たちはファーム富田のすぐ前を流れる富良野川(ファームから見て対岸)の河川敷を歩いて拾ってきました。
ファーム富田側の川岸にも下りてみましたが、細かい石英のみで、大きな粒は見つからず…。どうやらこの辺りの土には全て細かい石英が含まれているようです。
写真だとわかりにくいのですが、石英が光に反射して辺一面がキラキラと光っていました。下の写真は明るさを落としてみたものです。拡大すると少し見やすくなりますが、土の表面に点々とある白い粒子のようなもの全てが石英なのです。実際には小さすぎてとても拾えませんでしたが…。
次はファーム富田に移動して、園内を見てまわりました。そう。ここでも石英が拾えます。観光客の皆さんは花畑を見て写真を撮っていましたが、私たち家族は花畑を横目に、石英を探すために下を見て歩いていました(笑)。そして遂にダンナ(伊藤)が溶結凝灰岩の塊を発見!丸をつけた所に大きめの紫石英がしっかりと入っています。帰宅したら早速割って取り出してみよう。
ファームでは名物のラベンダーソフトもいただきました。うん、相変わらず美味しい。ラベンダーの香りがほんのりと鼻から抜けて優雅な気分に。
ファーム内はケイトウやサルビアの花が色鮮やかに咲き誇っていました。
天気も良いし、今日は散歩日和だ。
園内には可愛いラベンダーバイクも。
たくさん歩いてお腹が空いたので、「富良野チーズ工房」へ向かいます。お目当ては工場内で作ったチーズを使ったピザ。
マルゲリータ、そして玉ねぎとチーズのピザ…の2種類がありました。4分の1サイズ(2切れ)で450円。充分にボリュームがあり、食べ応えがありました。1枚ずつ娘とシェアして食べましたが、どちらも上質なチーズがたっぷり乗っていて幸せ〜!でも個人的にはピザと一緒に注文したカプレーゼが1番好みだったかな。
館内の売店ではチーズの試食もできます。
食後は、2日前に事前予約しておいた「チーズ作り体験」をしてきました。およそ1時間弱でマスカルポーネを作る体験ができます。体験料は1人1,100円でした。
先生方が丁寧に教えてくれるので、全く困ることなく完成しました。できたてのチーズにお塩を少々かけて…ぱくり。口溶けがよくて牛乳の甘味も感じられる感動の味でした。
持ち帰り用のパックの蓋は各々手描きで。左上からダンナ、ひかり、私が描いたイラストです。料金も良心的で、大人も子どもも大いに楽しめる体験でしたよ。本当にお勧めです。体験する場合は、作ったチーズを持ち帰る保冷バッグを用意して行くと売店で買わなくて済みます。
売店にはチーズのほか、チーズケーキやふらの牛乳などの特産品がずらり。私たちはふらの牛乳(140円)とトマトジュースを購入しました。
札幌に戻る前に、中富良野の「万華の湯」で汗を流してきました。藪漕ぎをして身体中に蜘蛛の巣が張り付いていたので、このまま帰宅する訳にはいきません。浴槽の種類は多いし、日曜でもそこまで混まない穴場温泉でしたよ。
鉱石探しはやっぱり楽しいな。秋が深まってブッシュが無くなり、見通しが良くなったらまた出掛けたいと思います🐻クマチュウイ!