野村正樹さんという、既に故人の小説家をご存知でしょうか。
私は「殺意のバカンス」という推理小説しか読んだことがありませんが、この野村正樹さんの言葉で、今もなお名言として語り継がれているものがあります。これです。
凡人は不満を嘆き、
賢人は不満に学び、
達人は不満を活かす。
そして偉人は不満をも楽しむ。
確かに、抱えている不満に対して、ただただ嘆くだけの人間にはなりたくありません。私自身もそうですが、生徒たちにもせめて「賢人」であって欲しい。どうしてこんな事態に陥ったのか、回避するためには何をするべきだったのか、どうしたらこの不満は解消できるのか。深い自省の中で何かを掴み取れる人間になりたいものです。