塾長ブログ

札幌開成中が欲しい生徒とは?

9月13~14日の2日間で、札幌開成中等教育学校の小6対象説明会がありましたね。

ここ数年、「開成中対策をお願いしたい」と言って、国語専門塾みがくにやってくる生徒が増えています。

うちの塾では確かに、様々なタイプの作文や、思考力や論理力を鍛える学習をメインに指導しています。
それは他の学習塾とは決定的に異なる点でしょう。

ただ、私たちは「受験対策」を指導の中心に置くことはしていません。応急処置的な作文指導をしても、すぐに「ボロ」が出てしまうからです。

例えば、冒頭の開成中で求められている生徒像は、
「知識をただ覚えるだけではなく、覚えた知識を120%活用して、自ら課題を見つけられる人間」または、
「問題解決能力を持つ人間」や「探究心を昇華できる人間」です。

学校側の求める生徒像を考えると、一般的な所謂「テスト」ではなく、開成中にふさわしい生徒(卵を含めて)をふるい分けする「適性検査」を実施するのも自然な流れなのでしょう。

対策…と言うのは何かピンときませんが、普段から次の訓練をすることが重要です。

●物事をよく観察する。
●小さなことにでも疑問を持つ。そして、それをそのままにせずに解決するまで調べる。
●1つの事象から10以上の想像、発想をする。
●地道な作業に対しても、気分のムラを問わずに確実に、冷静にこなす。
●聴く力と読みとる力を用いて、客観と主観を区別し、事実を正確に認識、把握する。
●書く力、話す力を用いて、自分の意見や感想を的確に伝わるように表現する。

それらは全て、私たちみがくが目指すところの「真の国語力養成」の過程や指導内容にもリンクしています。
単なる形だけの、しかも付け焼き刃のような受験対策。…それでは開成中の合格は難しいのではないかと私は思っています。

上記に挙げた力を身に付けていくような長期的な学習こそが、これからの時代を生きる子どもたちには特に必要です。
私も決して慢心せず、さらなる効果的な学習内容や指導方法を模索していきたいと思います。


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