他の学習塾も大抵そうだと思いますが、みがくでも宿題にする教材を生徒によって変えています。
小学生には主に「ほーぷ」というテキスト(自己採点用の付属ドリルも)を配付し、中学受験を考えている生徒には受験校の出題傾向に合わせた問題集を渡しています。単に設問を解くだけではなく、本文や設問文の重要箇所に線を引いてくるところまでが宿題です。それに加え、語彙力を高める目的の「言葉ノート」を決まった個数書いてくるのも宿題。ざっくりではありますが、これら基本的なみがくの「宿題パック」です。
札幌開成中(市立の中高一貫校)を受験する生徒には適性検査対応の文系問題集を。
開成中の受験者は専門の学習塾に通う子が多いのですが、毎年一定数の生徒が「塾はみがくだけ」の状態で開成中に挑みます。その場合は理系の適性検査問題集も実費で購入してもらい、自宅でコツコツと勉強を進めてもらうという流れです。作文やディスカッション、想像力を駆使した設問など…札幌開成の出題内容はみがくの通常学習とリンクしている部分が大きいため、長年みがくに通ってくれている生徒であれば、文系問題でそこまで苦労しない傾向にあります。「理系問題はボロボロだったけれど、文系問題で救われた」という生徒をこれまでどれだけ見てきたことでしょう。国語力、とりわけ文章力は短期間で身につくものではないので、日頃から「じっくりと考えて書く」学習を継続して行っているのが功を奏しているのだと考えています。