今週から「言葉ノート」学習に入りました。言葉を辞書で調べてノートに意味を記し、自分で考えた例文を書き添えるという学習です。みがく開校の年から取り組んでもらっている伝統の学習でもあります。
小学生の低学年は辞書を引く練習を兼ねています。今はスマホで簡単に意味を検索できる時代ですよね。重い辞書や高価な電子辞書を使わなくても気軽に調べられるのは本当に便利です。しかし、指先と頭を使ってページを繰り、一語一語確かめるように言葉を探すのも大事な作業だと私は思っています。とりわけ小学生低学年から中学年の子においては。
スマホや電子辞書は、調べたい言葉とその意味だけが表示されますが、紙の辞書を引くと当該語だけではなく、調べる過程でその前後の言葉も目に入ります。スムーズに見つけられなくて手間取ったとしても、それは寄り道でも何でもありません。濁点のある無しや、拗音の扱いなど、間違えたり疑問を持ったりすること自体が言葉に対する興味に繋がり、豊かな語彙力を育む土壌となるのです。
…という訳で、みがく生にもじゃんじゃん辞書を引いてもらいますよ。