道央地方南部に位置する伊達(だて)市探訪の旅に来ています。
札幌から道央自動車道を使って約1時間半。まずは北黄金(きたこがね)貝塚を見に行きました。縄文時代中期の集落遺跡で、住居や墓、貝塚などが残っています。
本物の土器や石器などを触れるコーナーもありました。内容が充実していて綺麗なこの施設、なんと入館無料なのですって。貴重な遺跡を保存してくださっている感謝を込め、一般の入館料程度のチャリティー募金をしてきました。
復元された住居は、実際に中に入って見学することが可能です。歴史の勉強を始めた娘に竪穴式住居を間近で見てもらいました。教科書や資料集で見るよりもずっと勉強になりますからね。
次に向かったのは有珠町の善光寺。江戸幕府が蝦夷地を直轄するにあたって設置された「蝦夷三官寺」の1つです。ちょうど「さくら祭り」が開催されていたので、境内のお花見をしながら昼食と飲み物をいただきました。
善光寺は「花の寺」と言われているそうです。なるほど、桜や木蓮の花が色鮮やかに咲いています。寺務所では御朱印をいただいてきました。
善光寺から20分ぐらいの所にあるのは地蔵堂。ここはもともと善光寺が建立されていた場所で、現在では有珠湾に流れ着いたお地蔵様をお祀りしています。このお地蔵様は「延命地蔵尊」「身代わり地蔵」と呼ばれていて、祈願する人を災厄から守ってくださるという言い伝えがあるそうですよ。今回は扉が閉まっていてお詣りができませんでしたが、善光寺の寺務所に連絡すると開けてくださるとのことでした。
どんどん歩いていきますよー。見えてきたのは、大臼山神社。創設年代は不明ですが、宗像三神の女神さまをまつる古社です。お社の左脇の小路を行くと程なく古木のシナノキがどーんと現れます。岩を飲み込むようにしてそびえ立つシナノキの力強さ、生命力の強さにただただ圧倒されるばかり。北海道屈指のパワースポットです。
私がよく行く札幌の足マッサージの先生に教えていただいた「癒しの遊歩道」。自然のパワーが溢れる有珠の地に、歩くだけで足が元気になるような遊歩道を作りたいと一念発起し、クラウドファンディングで資金を集めて1から作ったのがこの「癒しの遊歩道」です。まだ整備の途中のようですが、今回ようやく来られて良かった!もう少し暖かくなったら、たくさんの蝶が飛び交うそうですよ。自然豊かで花が咲き誇り、地下に水脈がある。寺院が点在していて歴史や由緒がある場所ということなので、この道も有珠のパワースポットとして、訪れる人の心を明るく元気にしてくれると良いですね。
次は車で有珠海水浴場へ。
今日は「伊達温泉」に宿泊します。ゴールデンウィークの繁忙期料金で泊まったのですが、それでも家族3名で2万円弱。普段なら2食付き大人6,480円(小学生3,850円)で宿泊できます。夕食も美味しくてボリューム満点!食堂のお料理も種類が多くて人気なので、あえて素泊まり(大人4,290円/小学生1,870円)にして、食事は食堂で好きなものをいただくのも良いかもしれません。ジンギスカンが有名らしいですよ。とにかくリーズナブルに宿泊でき、温泉も堪能できるお勧めの宿です。
これから温泉に入って、ゆっくり寛ぐ予定です。