塾長ブログ

ロウソク出せ♪ の思い出。

5日前の話になりますが、8月7日は(北海道では)七夕ですね。
うちの近所では毎年、七夕に「ロウソク出せ」の子どもたちが、近所を練り歩きます。

ロウソク出せ、出せよ~
出さないと引っ掻くぞ
おまけに食いつくぞ♪

と歌いながら各家をまわり、お菓子をねだるあのイベントです。

亡き母はこの日、毎年欠かさずお菓子を用意していました。子どもたちがいつピンポーンとやって来てもいいようにと、大量にお菓子を準備していたのです。
だけど残念ながら、私の覚えている限り、我が家に子どもたちが訪れたことはありません。

私の母は「悪いことは悪い!」と、他人の子であろうが注意していたので、特に近所の高学年の子には怖がられていたようです。
なので、その子たちがリーダーでまわる「ロウソク出せ♪」では、母のいる我が家は敬遠されていたのではないかと思います。

そうとは知らない母は、毎年毎年この日にいそいそとお菓子を買い込みます。
そして当日。
チラチラと光る提灯の灯りとともに、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

ロウソク出せ、出せよ~♪

声が近づくと、母はカーテンを開けて窓を覗き、急いでお菓子の準備を始めます。

だけど結局、いつまで待ってもチャイムの音はしませんでした。
それが毎年続くのです。

「…21時頃にわたしの部屋にお母さんがやって来て、うまい棒とかチョコレートを大量に置いていくのが毎年のパターンだったの。今年は来なかったから食べて、って。今年『も』じゃなくて今年『は』って必ず言うんだよね。単に忘れっぽいのか、底無しにポジティブなのか。」

そんなエピソードをダンナに話しながら、ふと横を見ると…。

またまた涙ぐんでいるし(笑)。
だからー。涙腺弱すぎだってば!

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