札幌市内の中学入試もほぼ終わり、続々と合否結果が発表されています。みがく生の受験も残すところ札幌開成中の二次試験のみ。きっとどこの塾も同じだとは思いますが、一次試験の結果が出てから対策しても遅いので、全員が一次を突破することを前提に二次検査対策を行っています。
札幌開成の二次検査はグループ活動。お題をもとにグループで話し合い、出した結論を短時間で文章にしてまとめ、1人ずつそれを読み上げるという流れです。
開成対策を専門に行う塾(コース)ではこの時期、どんなテーマで予行練習をしているのでしょうかね。他に類を見ない、「札幌開成らしい」テーマが毎年出題されるのですが、それをぴたりと当たるのは至難の業…というか不可能です。そもそも傾向が変わるということも大いにあり得ますしね。
みがくでも来週の数回、グループ活動の練習を予定しています(受験生対象)。スクールポリシーを読み込んで開成が欲している生徒像を推測し、実際に通っている開成生たちの話を聞いて、学校で取り組んでいる課題内容を踏まえた上で、今の直前期に練習してもらう設問を20ほど考えてみました。
そのうちの3つを紹介しますので、受験する方々はぜひチャレンジしてみてくださいな。
⭐️250〜300文字
⭐️制限時間は7〜10分
…実際はどうかわかりませんが、まずはこれぐらいを目処に練習しておきましょう。
【テーマ1】
自分の意見が周囲の人に受け入れられなかった時、あなたはどう感じ、どう行動するか。
【テーマ2】
「学ぶ」ということの本当の意味は何か。
【テーマ3】
中学、高校の学校生活で、優先すべきなのは「校則を守ること」と「自分の個性を尊重すること」のどちらだと考えるか。
全てざっくりとしたお題ではあるものの、練習するには良い内容だと思います。実際の試験では提示された設問に対してグループ(4名)で話し合う流れですが、まずはどんなお題が出されても即座に対応できる力と「頭をつくる」作業が必要です。また、考えたことを時間内に素早く文章化する力も要るでしょう。それらの力にはしっかりとした国語力の土台と日々の練習の積み重ねが不可欠!みがく生は何ヶ月も前から対策を行なってきた(普段の学習も含めて)ので、今さら慌てることもないのですが、そうは言っても本番はどうしたって緊張するものですからね。最後まで粘るに越したことはありません。
一次検査の結果が出るまで(または二次検査まで)何も練習する材料が無いという人がいたら、ぜひ取り組んでみてくださいね。