塾長ブログ

深呼吸のススメ

受験シーズンです。明日が試験という生徒たちもいて、私も何となく気持ちが落ち着きません。この時期、生徒たちにアドバイスできることは決まっていて、いつも次の2点を主に伝えるようにしています。

①前日に緊張で眠れなかったとしても焦らない

②試験直前に深呼吸をする

①に関して。私も大きなイベント事の前日はよく眠れなくなります。寝不足が何日も続くと体力が奪われて作業効率も悪くなりますが、1日ぐらいなら大丈夫。むしろアドレナリンが出ていつも以上に身体が頑張ってくれる気さえします。日商簿記検定で2級を満点合格した(前日まで8割取るのがやっとだった)時も、大きな講演会があった日も、殆ど寝ていない状態で臨んだのですが、普段よりも頭が回った気がします。…と言っても、試験前日は眠るなという訳ではありませんからね。全く眠れなかったとしても気にしなくて大丈夫だよということです。

 

②の深呼吸。これはもう言わずもがなですね。まずはお腹の中の空気を外に出すように息を吐くこと。吐くときに両手をおへその上に重ねて軽く押すようにする。そして吐き切ったら鼻から息を吸ってお腹が膨らむのを意識します。

ところで、「呼吸」と言う漢字ですが、「吸」は「吸う」ですよね。「呼」は「呼ぶ」の意味で使われるのが一般的ですが、「吐く」という意味もあります(語源はこちら)。古来より、身体に溜まった悪いものを外に吐き出すことは大事なことであり、吸う(新しいものを取り入れる)ことよりも重視されていました。試験前に深呼吸する際、不安や緊張などが吐く息とともに外に出ていくイメージを持つと、こころが静かになって平常心を取り戻せます。そして、吐き切ったあとに大きく吸い込んだ酸素が脳を活性化させ、頭をしっかり働かせてくれることでしょう。

 

 

受験なんて頻繁に経験できることではありません。そして上手くいってもいかなくても、人生にとって全てが大切な学びです。やるだけのことをやったのなら、あとは楽しんで臨みましょう。

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