塾長ブログ

果たしてシミは消えるか〜手作り化粧水で検証①

生前、母は頬にできた大きなシミに悩んでいました。そんな母のために1本30,000円超の某高級化粧水をプレゼントしたのですが、1年以上使っても頑固なシミはなかなか消えてくれません。そんな時、テレビで目にして試しに作ってみたのが「日本酒カモミール化粧水」です。

母は最初、「日本酒を顔に塗って大丈夫なのか?」「私はアルコールがダメなのに、顔が赤くならないのか?」などと不安そうでしたが、2ヶ月だけダメ元で使ってみようということになりました。

素人の私が作った化粧水だということもあり、最初はあまり期待せずに使い始めた母。しかし、これが思った以上に肌に良くて、急速にシミが薄くなり、3ヶ月も経つ頃にはシミがあった場所さえわからなくなったのです。まるで手品を見ているようでした。それを当時のブログ(mixiだったかな?)で報告したところ、健康雑誌から連絡があり、何度か取材を受けたのです。

7年前のブログを参考までに貼っておきますね。

 

専門の先生によると、カモミールに含まれる有効成分(抗酸化作用や美肌、美白成分)が日本酒によって抽出されたのだろうと言うことです。母はその後、乳液も美容液も使わず、スキンケアはこの手作り化粧水のみでしたが、60歳を過ぎてもうっとりするほど綺麗な肌でした。そこで私も当時使っていた基礎化粧品を全てやめて、母と一緒にこの化粧水を使うことにしたのです。そのお陰なのかはわかりませんが、仕事三昧でどんなに不摂生をしても肌トラブルとは無縁の日々でした。

 

そんな母がある日突然に亡くなり、一気に気が抜けてしまった私はこの化粧水を作らなくなっていきました。作ると母のことを思い出して悲しくなるのも理由の一つです。それに今の時代、手間を掛けずとも良い化粧水はいくらでも手に入りますからね。自分のためだけに手作りするのは心底面倒で…。

 

しかし最近になって、左頬に気になるシミができていることに気づきました。これです。

わかりやすくするために、洗顔直後の素肌をお見せしています。お見苦しくて大変申し訳ありません💧

今までシミができたときはこちらの商品を買って乗り越えてきました。

ただ、私の肌には成分が強過ぎるのか、塗ると必ず赤くなって腫れるのですよ。その症状が出ている間は使用できなくてもどかしいし、薬剤で強引にシミを消すのが何となく怖くて、いざと言う時にだけ、ピンポイントに(細い綿棒を使って)塗っていました。今回はシミの範囲が割と大きいので赤く腫れてしまうとかなりの打撃です。

一方、手作りの日本酒化粧水は、グリセリンカリ液以外は自然なもの(口に入れられるもの)ということで少し安心な気がするし、顔にも体にも使えるというお気軽感とお得感があります。…よし、このシミが本当に消えるかどうか、自分の肌で実際に試してみよう。こうして重い腰を上げ、再び手作り化粧水に挑戦することになった次第です。

 

参考までに作り方をご紹介しますね。まずは材料から。

 

【日本酒カモミール化粧水】

材料(初めて使う時のお試し量)

⭐️すぐに使うもの

•日本酒(純米酒)…360ml

•ジャーマンカモミール(茶葉タイプ)…15g

•上記が入る大きさで蓋ありの容器

 

⭐️1週間後に使うもの

• グリセリンカリ液…25ml

•コーヒーフィルター(無漂白のもの)

•完成した化粧水を入れる清潔な容器

肌に合うかわからないのに大量に作るのは勿体無いので、最初はこの量を作ってみて1ヶ月ほど使ってみることをお勧めします。合うことがはっきりわかったら、倍の量を作ると暫くは作らなくて済みますよ(私は上の材料の2倍量で作ります)。

 

カモミール探しがいつも1番苦労します。今回は「生活の木」の実店舗(札幌三越8階)にて、「有機カモマイルジャーマン(15g540円)」を購入しました。顔に塗るものなので、農薬がなるべく使われていない有機JAS認定マークの付いているものを選びます。いろいろ種類がありますが、ジャーマンカモミールのほうがカマズレンという抗炎症作用や肌荒れ改善、整肌成分が含有されているので特にお勧めです。

ちなみに、以前作っていた時はカモミールだけではなく、ローズヒップ(8g)も入れていました。日本酒の臭いが薄まるだけではなく、肌の引き締め効果がアップするからです。今回は検証を兼ねているので、入れるのはカモミールのみにしています。…来年は義父とダンナに協力してもらって、我が家の家庭菜園でカモミールを育ててみようかしら。そうすれば確実に入手できるし、なにより安心•安全なので。

 

日本酒は「純米酒」を使います。米と米麹だけで作られたものを選ぶのですが、私はいつも小山本家さんの「米だけのやさしい思いやり」を購入しています。今回は900ml(550円前後)を買ったのですが、1番小さいパックは180ml(110円)で売っていますので、最初はこれを2個買っても良いですね。

 

そして最後はグリセリンカリ液。いわゆる「ベルツ水」と言われているものです。皮膚を軟化させて乾燥を防ぐ働きがあり、主にひびやあかぎれの治療に使われています。ちなみに、グリセリンとグリセリンカリ液は違うものです。よく手作り化粧水で使われるのはグリセリンの方ですよね。私もよく作っていましたが、保湿成分が豊富なので大変重宝します。でも今回作るのは日本酒を用いた化粧水。日本酒自体にも保湿成分がたっぷり入っているので、今回はグリセリンではなく、グリセリンカリ液のほうを使います(敏感肌の方はグリセリンを使ってもOK)。テレビでは紹介されていた分量(日本酒720mlに対して100ml)で最初は作っていましたが、私はその半分まで減らして入れるようになりました。ピリピリするということはありませんでしたが、100ml入れるとあまりにもベタベタしてしまうのです。

 

◾️作り方

①口の広い容器にカモミールを入れ、その中に日本酒を注ぐ。

②冷暗所に1週間置く。

③コーヒーフィルターで静かに濾す。

④濾したものにグリセリンカリ液を入れ、よく振り混ぜる。

完成。冷蔵庫で保管して使えば半年近くもちますが、私たちは2、3ヶ月を目処に使い切っていました。

よし、②までの工程が完了。これを冷暗所で1週間保管したいと思います。1週間後、また画像とともに③以降の補足をさせていただきますね。
メール

お問い合わせ

塾に関するお問い合わせ・ご相談はこちらから。

シェイプ
カレンダー

スケジュールカレンダー

各校のスケジュール確認はこちらから。

シェイプ