今日の昼下がり、ひかりと一緒に近所の公園へ。
レジャーマットを広げてお茶を飲み、ちょっとしたピクニック気分を味わっていました。
「ママ、なんか歌ってー」
とひかり。
それでは、と私はXJAPANの「Rasty nail」を歌い始めました。
周りに人がいないので、結構大きめな声で。
「どれだけ 涙を流せば~ あなたを忘れられるだろう~♪」
ちょうど一番が終わった時です。
背後から突然声がしました。
「あのー」
ビクッとして後ろを振り向くと、20代後半~30代前半の男性が私たちの後ろに立っています。
「…やっぱりそうだ!ブルー○○○(聞き取れなかった)のユキさんっすよね?」
あまりの勢いに完全に怯えながら、「いいえ、違います」と絞り出すように答えた私の声が聞こえなかったのか、その男性はさらに話し続けます。
「今の歌、よくライブでやってたやつっすよね?エックス!オレも昔バンドやっててー、ペニー(聞き取れなかった)行ってたんすけどー、ブルー…のメンバーとも仲良くしてもらっていてー、でも解散したって聞いてー○△□※…」
あまりの機関銃トークに唖然としていると、彼は突如、
「あっ、ちょっとすいませんっ!!」
と言い残し、遊具のほうへ猛ダッシュ。
「ぱーぱー~」
見ると、3歳ぐらいの子どもがブランコ付近で転んで泣いています。
男性はその子のもとに飛んでいき、ボディバッグからハンカチを出して膝を拭いてやっていました。
「ひかり、おうちに帰ろう。」
娘の手を引き、そっと公園をあとにする私たち。
あの子のお父さんなのか。
それにしても…
見事な人違いだったな(笑)。
素っぴん&ジャージ(しかも砂場遊びの直後で砂まみれ)。
そんな風貌の私を「ユキ」さんと断言した、その根拠を是非とも聞かせていただきたい。
そのユキさんとやらにむしろ迷惑だわ!