このブログでも何度か紹介している「堤中納言物語」。平安時代に書かれた日本最古の短編物語集です。
毛虫が好きで育てている姫君の話だったり、夫の突然の来訪に慌てて化粧をしようとした女が、間違えて掃墨(はいずみ/当時、眉墨としても使用していた)を顔に塗りたくり、夫に見限られてしまった話だったり、トリッキーな内容が並ぶ作品集がこの「堤中納言物語」です。
私はこの本が大好きなので原文で何度も読みましたが、現代語訳だけでも読んでおくとストーリーはもちろん、風習など当時の文化が理解できてお勧めです。
漫画にもなっているのですが、こちらだと服装や建物の構造等が視覚で確認できるので、よりわかりやすいと思います。
中学生から古典を学習するので、早めに読んでおくと良いですよ。