札幌市内の中学校では、来週からテストが始まります。
また、高校生のテストも3週間を切りました。
みがくでも中、高校生のテスト対策で、生徒も私たち講師も大わらわ。
直前なので仕方ないことですよね。
ところで、「大わらわ」は「夢中になってすること」「なりふり構わずに行なうこと」という意味の言葉です。
平安、鎌倉当時、3~10歳くらいの子どもを「童(わらわ)」と呼びました。
この時代は、元服(成人)すると男女は髪の毛を結うのですが(髪上げ)、成人していない童はおかっぱのように髪を下ろしていたのです。
大人が戦場などで戦うと、かぶっていた兜(かぶと)が脱げ、それに伴って髪が乱れて結び紐が外れてしまいがちですよね。
童のようにぐちゃぐちゃにしてそれでも必死に戦う姿。
それを指して「…まるで大きな童だ!」と表現されるようになり、
「一心不乱に奮起するさま」を「大きな童だ」→「大童(おおわらわ)だ」と言うようになったと言われています。
鎌倉時代の軍記物語にも「おほわらはになりて戦ひけるに…」などと実際に使われていますよ。
…ということで、現在テスト対策で大童です。
赤ペン片手に、髪をぐちゃぐちゃにして私も頑張っています。