この季節になると思い出す、亡き母の言葉。
「いつかお父さんと一緒に知床へ旅行に行きたいな」
その夢は果たせぬまま、母は還らぬ人となった。
私から見れば、すぐにでも実現できそうなほど小っぽけな夢だ。
だけど、家事と育児に追われていた母にとっては憧れにも似た夢だったのだろう。
私は人からよく
「あなたは生き急いでいるように見えるよ」と言われる。
確かに、暇な日なんて1日もないぐらい毎日仕事、家事、遊び…と動き回っているので、人にはそう見えるのかもしれない。
だけど、人生は短い。
そして突然終わりを迎えることもある。
この年まで生きていると、不本意で悲しすぎる別れも多々経験してきた。
後悔1つしないで死に行くことは不可能なのかもしれない。
せめてそれが大きなものではないように、充足感に満たされながら日々を生きていきたいと思う。
やりたいことには躊躇わずチャレンジする。
好きなことを追い求めて、思い切り楽しむ。
簡単なようで意外と難しい。
だが、やらない言い訳を続けていると必ず後悔する。
あとは自分の中のルールと信念に委ねて、残りの人生を楽しく駆け抜けたい。
家族、生徒、友人…愛する者たちと共に。
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