昨日、札幌市内の小学校で前期の通知表が配付されました。このシーズンになると、必ず生徒のお母様から相談LINEが届きます。通知表の評価についての質問です。
私の見立てでは「よく出来る」と思っている生徒でも、何故か2番目の項目である「できる」に◯が付いていることが多々あります。文章力や発想力がいまいち…という生徒が「よくできる」をもらってくることも。「もう少し」の項目に関しては意見が一致していることが多いかな。
大事なのは結果だけを見て一喜一憂しないことですね。うちの娘は今回初めて、国語で「できる」を1つもらってきました。親子共々、国語は得意教科だという慢心があり、すっかり油断をしていたなあと反省していたところです。
最初の「知識•技能」の項目が「できる」だったのですが、その理由はテストでケアレスミスを連発したことだろうと推測しています。後期はミスを少なくすることと、文字を丁寧に書くことを改めてアドバイスしました。
一方、苦手意識が強かった算数が全て「よくできる」だったので、すっかり自信がついたみたいです。いつも「算数はあまり好きじゃないの…」と口癖のように言っていた娘が、昨日は本当に嬉しそうでした。もちろん、思い切り褒めてあげましたよ。「(頑張ったね、と言うの)何回目〜?」と呆れられるほど褒めました(笑)。
通知表の評価基準について、詳しくはありませんが、「できる」はクラス(学年)全体の8割ぐらいでしょうかね。
「できる」のなら良し。さらに良くできるようになるために努力をしよう。
そう考えたいものです。
こんなことを言ったら叱られるかもしれませんが、昔から私は小学校の通知表をさほど気にしていません。小学生の頃は「できる」しか無かった子が、難関大学に現役で合格したり、「もうすこし」が付いていた子が仕事で成功したり‥‥そんな子たちを今まで数えきれないほど見てきたからです。
通知表にその子の力の全てが反映されている訳でもなければ、「通知表の評価=人間としての評価」でも勿論ありません。課題点を認識し、更なる努力を重ねていくための1つの指標。ただそれだけのものだと私は認識しています。