私の好きな四字熟語に「天空海闊(てんくうかいかつ)」と言うものがあります。前後の2文字が入れ替わって「海闊天空」と言う表現もあり、どちらも正しいとされています。
天空→晴れ渡った広い空
海闊→広々とした大海
天空海闊は、空や海がどこまでも広がっている景色を指す言葉ですが、そこから「心が広くて人間としての度量が大きいこと」と、人間の性質を表すようにもなりました。
そしてさらに派生して、「言葉や発想が次から次へとどんどん広がる」様子を表すようにもなります。
天空海闊な人。
空や海のように度量の大きな人にも、言葉や発想が湧き水のようにこんこんと溢れ出る人にも、
人間として、国語を学び続ける1人として、強く憧れてしまいます。
私もそういう人になりたいと願って止みません。