昨年に続き、今年も「毎日ピアノコンクール」にチャレンジしました。
去年は感染防止のため動画審査でしたが、今年の予選会は会場審査。人数規制はあるものの、観客有りの予選会ということで、ぐんと緊張感が高まります。本来は会場審査が当たり前なのでしょうが、娘にとっては初めてのコンクールなのもあり、親子共々わからないことだらけでした。
送られてきた案内を読むと、今年の小3の部の参加者は90名。その数が多いのか少ないのかも判断しかねますが、予選突破はかなり狭き門だと言うことだけは理解できます(ちなみに、小3と同日開催された幼児の部の参加者は29名)。
予選会の会場は札幌•ふきのとうホール。事前に割り当てられた集合時間を目掛けて会場に向かいました。少し早く到着してトイレでドレスに着替え、受付時間を待ちます。ピアノの先生に、
「(ひかりは)他の子の演奏を聴かないほうがいい」と聞いていたので、受付はダンナに任せて私だけ先にホールに入りました。
みんなはどんな演奏をするのかしら…と、少々緊張しながらホールに入り、真ん中辺りの席に座ります。会場内には保護者だけではなく、ピアノの先生らしき方々も多く、演奏を聴きながら、パンフレットに記された名前と番号に◯や×…などと採点している方々も多くいらっしゃいました。
皆さんの演奏を聴いた率直な感想は、「レベルが高い!」ということ。定例のピアノ発表会とは何段階も次元が違う感じです。ミスをしないのは当たり前。技術にプラスして、表現力や説得力など、聴いている人の心を動かすようなものが不可欠なのだと痛感します。…俄然、娘がこの場で演奏するのは場違いというか、参加すること自体が早計だった気がしてきました。
でも、この経験は必ず役立ちますよね。
目標に向かって練習を重ねたことは娘にとって何事にも代え難い力になったはずです。上手く弾けなくて泣いたことも、1つ1つ難所を乗り越えてきたことも、集中の方法を体得したことも、本番前の緊張感も。全てが全て、これからの娘の人生で生きてくると信じています。
そんなことを考えているうちに、娘の番がやってきました。ステージで一礼をしてピアノに向かいます。そして演奏。課題曲のピッチが速くなってしまったことや、指がもたつく箇所があったものの、大きなミスはなく無事に弾き終えることができました。演奏直後のホッとした顔↓
今年はWeb上での結果発表でしたが、予想通りと言うべきか、やはり娘の番号はありませんでした。それを本人に伝えると悔しそうな顔…。その顔が見られただけでも挑戦して良かったかな。ピアノの先生にも大変お世話になりました。ここ1ヶ月の集中レッスンで、飛躍的に上達したのには驚きました。ありがとうございます!
記録用として、今朝自宅で撮った演奏(選択曲)を上げておきます。何年か後に振り返って、「この頃はこんなに下手っぴいだったんだね」と家族で笑える日が来るといいな。