昨日、今日と高校生に現代文の読解法、そして古文が読めるようになるコツを教えました。

もともと私は大学受験のための国語(特に古文)を長年指導してきたので、むしろそちらが専門なのです。ただし、テクニックだけを教えることに全く意義を感じないので、どうしたら読めるようになるのか、その根っこの部分を教えています。

現代文の評論だと「縮約」の練習をしてもらっています。要約とは違って、自分の言葉で言い換える必要はありません。本文の内容を１/２、または１/３に縮小するイメージで、大事な文章に(厳選して)線を引いていきます。時間があれば、それをノートに書きまとめていきますが、線を引くだけでも読む力が鍛えられます。

また、縮約と一緒に教えているのが「図解化」。本文の内容を整理して理解するための作業で、段落ごとの要点を、図や記号を使ってまとめていくものです。

・日本の文化=木の文化→軽量文化
・西洋の文化=石の文化→重量文化
↪️自然観や気候の違い！

…みたいな感じで。

縮約も図解も大学生になってもずっと使える考え方なので、覚えておくと大変便利です。
これらは、来年出版する本にもまとめる予定です。