今日は朝5:30に札幌を出発して、白滝村へ
「白滝ジオパーク」の黒曜石見学ツアーに参加するためです。
※白滝ジオパーク…http://engaru.jp/geo/2011geotour.html
大人1人340円でバス見学&博物館入館料がセットになった、破格のこのツアー
ガイドさん率いる他の参加者と共に、黒曜石の露頭を見学に行ってきました。
バスで標高1000mほどの山道を進み、途中から徒歩で目的地へ。
これが黒曜石の露頭(八号沢)。
簡単に言えば、黒曜石の塊です(笑)。
この下には石がごろごろ!
この露頭、300万年前の火山活動で誕生したそうです。
噴出したマグマが急速に冷やされてガラス化したのが黒曜石。
割れやすくて断面が金属のナイフ同様に鋭いため、旧石器時代には石器の材料として重宝されていました。
4歳くらいのお子さんも元気に参加していましたよ~
白滝の黒曜石の一種に、通称「花十勝」というものがあります。
普通の黒曜石は真っ黒ですが、花十勝は赤い色をしています。
これは世界的にも珍しく、先史時代ではこの花十勝を求めて遠方から交易にやって来たそうです。
花十勝がロシアや本州各地で発掘されていることからも、その人気がうかがえます。
これが花十勝。
ツアー終了後は、同じく白滝村の「幌加沢遺跡」へ。
2万5000年前の人々が、この黒曜石の塊を集落に運ぶ際の中継地として利用したところです。
当時の人々は山頂付近にある黒曜石露頭から石の塊を切り出し、それを麓付近の「石器加工場」へ運んだのですが、その中継地点がここ。
運びやすいように石を荒削りをして小さくした地点だと言われています。
車で山道を行くこと15分ほど。
目的地には噂通り、細かく削られた黒曜石がたくさん!
ここで旧石器人たちが作業をしたんだなぁ。…感動
しばらくその場で立ち尽くし、遥か遠い2万5000年前へと思いを馳せていました。
…うん、今日も良い休日を過ごせたなぁ。
明日からまた全力で仕事を頑張るぞっ