みがくでは先週から、約半年ぶりに「詩」の学習を行なっています。
…と言っても、生徒に作文用紙を配り、
「はい、自由に詩を作ってください」では指導になりません。
どうやって詩を書いたらいいのか。
どんな言葉を選んだら詩的になるのか。
それを教えるのが詩の学習です。
みがくでは次のように指導しています。
まず、空・海・夏…などのテーマをあらかじめ設定して、その中から好きなものを1つ選んでもらいます。
次に、選んだ言葉に関係する(イメージする)ことを「1行」で5~6点書きます。
例えば、「空」を選んだ場合、
・どこまでも青くて、吸いこまれそう。
・青い絵の具で色をぬったみたい。
・鳥が気持ち良さそうに とんでいる。
などなど。
そして、書いた5つの順番を変え、言葉の過不足を調整します。
ここで初めて、作文用紙に書いてもらいます。(その際、「、」や「。」は使わないようにと伝える。)
あるテーマについて、自分がイメージしたことや考えたこと。
何かの体験を通して感じたこと。
それらを言葉で表すのが詩の根幹です。
まずはその強いイメージが「要」。
最後に修辞法などで言葉を飾ります。
生徒の作品の一部(今回は小学生)をご紹介しますね。
イメージメモがこんなに詩的になりました。
「詩なんて苦手…」そう言っていた子たちばかりです
空 (小5・Hくん)
いつまでも青く
終わりがない
世界を包んでくれて
見守ってくれているみたい
まるで警察官だ
にじ (小4・Kさん)
雨上がり 空を見ると
ほら あるしょ!
きれいな きれいな にじ
赤、青、むらさき、みどり、きいろ、オレンジ、こん色
まるで レインボーの橋のよう
ときどきしか 見られない橋
みんなで手をつないでいるよ
夏 (小4・Aさん)
暑くて かき氷をいっぱい食べる夏
遊園地で 元気に遊ぶ夏
スイカを おいしく食べる夏
太陽あたって 日にやける夏
私は そんな夏が大すき