国語専門塾みがくの塾長として、
生徒をどんな大人に育て上げたいのだろうか。
…何度となく自分に投げかけている疑問です。
良い大学に行くこと。
大手企業に就職すること。
少なくても、そんなことが最終目標ではないことは間違いありません。
受験業界に長くいた私ですが、実は「学歴」を全くと言っていいほど重視していません。
いや、受験業界に長くいたからこそ、重視しなくなったのかもしれませんね。
もちろん、良い大学に入れたということは人並み以上に努力したということ。
その事実は消えないし、とても大事なことでもあります。
だけど、「学歴第一主義」には疑問を持っています。
「学歴」を頻繁に口にする人に限って、
強いコンプレックスの持ち主だったり、
現状に満足していない人だったり…
そんな気がしてならないからです。
過去の栄光や見えない虚構に支配されながら生きるのは、むなしいことです。
職業もそう。
仕事に「良い」も「悪い」もありません。
大手企業に就職できたからと言って、人生の勝ち組とは限りません。
迷ったり、悩んだり。
紆余曲折や試行錯誤をしながらでも、自分の足で前に進んでいけるような。
どんなダメな自分にでも、誇りとプライドを持って「今ここ」を必死に生きているような。
そんな人こそ、よっぽどキラキラしていて素敵です。
少なくても、私はそう思っています。