塾長ブログ

中秋の名月

今日は中秋の名月。
お世話になっている近所の方にいただいた鬼灯(ほおずき)とお菓子をお供えしてみました。
空き地に生えていた薄と。
中秋の名月を愛でる風習は平安時代から本格的に始まりました。空を見上げ、美しい月が顔を出すのを心待ちにしていたのですが、当時の人々はたとえこの日に月が出なくても別段憂えることはありません。雲に隠れている月のことを「無月(むづき)」、雨が降ってしまったときは「雨月(うづき)」と呼び、それもまた風情があるのだと思っていたのです。
無の中に有の存在を見出だし、感謝する。
日本人というのは本当に粋な感性を持っていますよね。
無月の空に月を恋ひ、闇夜を楽しむ。
いとあはれなりけり。
準備不足もあって、我が家ではお餅やお月見団子を用意できず、これになりました。
雪見だいふく。
はい、風情の欠片もなし~。
今年の中秋の名月は綺麗に見えましたよ。


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