童謡作家であり、詩人でもあった北原白秋の詩をご紹介します。私がみがくの学習を通して生徒に伝えたいことが凝縮されているような内容です。
『ひとつのことば』北原白秋
ひとつのことばで けんかして
ひとつのことばで なかなおり
ひとつのことばで 頭が下がり
ひとつのことばで 心が痛む
ひとつのことばで 楽しく笑い
ひとつのことばで 泣かされる
ひとつのことばは それぞれに
ひとつの心を持っている
きれいなことばは きれいな心
やさしいことばは やさしい心
ひとつのことばを 大切に
ひとつのことばを 美しく
この詩に解説は要りませんね。
新学期から「名作を音読しよう」という学習を4年ぶりに復活させます。その教材プリントに「ひとつのことば」も取り上げましたよ。
生徒たちにもこの詩の意味を熟読玩味してもらいたいと思っています。
言葉というものの本質と重要性を理解し、
ことばを大切にして生きていけるように。