塾長ブログ

クエ

今週の火曜日。

ひかりを幼稚園に迎えに行こうと家を出た。
ゴホン、ゴホン!咳をしながら外の階段を下りる。そして、歩き始めた直後、目の前にポトッ。何かが落ちてきた。
食べかけのあんパンだ。
えっ?!
戸惑いながら見上げると、一羽のカラスが電線に止まっていた。そして明らかに私を見ている。
その時、何故だかわからないけれど、突然感じるものがあった。あのカラスは私にこのあんパンをくれたのだと。決して、誤って落としてしまった訳ではないのだと。
オマエ、ソレ クエ。
クッテ ゲンキ ダセ。
カラスはそう私に言っているように見えた。激しく咳き込む私の姿を見て、同情してくれたのだろうか。
手に取ろうか。しばらくその場で思案していたが、そのまま立ち去ることにした。
…ありがとう、カラス。
気持ちだけ受け取っておくよ。
角を曲がるときに振り返ると、あのカラスはまだ私を見ていた。
オマエ  クワナイノカ。
ダイジョブカ?
大丈夫だよ、カラス。
それはキミが食べなよ。
…という出来事がありました。
カラスが突然私の目の前にパンを落としたので本当に驚きました。
ごほごほと酷い咳をしていたので、「この人間、弱ってる」と思われたのかな(笑)。上の、からすとの会話は私の妄想ですが、間違えて落としてしまったとは思えないほど、何か言いたげな様子のカラスでした。
以前、カラス実験(何を持っていくか)をしたことがあるのですが、その時のカラスが恩返ししているのだと娘は言い張っています。生前、母に、近所の野良猫が「ニャーオ(どうぞ!)」と鼠をくわえて持ってきたことがあるのですが、それのカラスバージョン?
それとも単純に遊ばれただけ?
とにもかくにも、不思議な出来事でした。


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