塾長ブログ

抽象↔具体

抽象と具体。
私たちはこの両方を駆使して物事を考えています。子育てにおいても職場でも、「教える」立場の人は特にこの抽象と具体を意識して使う必要がありますが、自分自身の思考の幅を広げるためにも有用です。
具体的な事柄から、抽象的な事象に広げて考えること。それとは逆に、
抽象的な事柄を具体に落とし込むこと。
それを場面によって使い分けるのです。
例えば、アニメ「ドラえもん」を観て、
暴力を振るったジャイアンがその母親にこっぴどく叱られ、人に親切にしたのび太に幸運が舞い込む…という内容から、「勧善懲悪」という概念を引っ張ってきてまとめるのが前者。
反対に、「勧善懲悪」という言葉の意味を考える(または教える)場面があったとして、乱暴者のバイキンマンと心優しいアンパンマンの例を挙げ、詳細かつ噛み砕いてそれを説明するのが後者です。
複雑でわかりにくいことは、噛み砕いて簡単にして考える。バラバラと散らばっている個別の問題については「つまりこういうこと!」と総括する。
人に教える時だけではなく、なにか問題に直面した際や悩み事を解決する時にも、また、国語などの問題を解くときにも、この「抽象から具体へ」「具体から抽象へ」の思考転換は大いに役立ちます。
きっと誰しも無意識でしているこの作業。
それをもっともっと意識的に行うことで、「脳力」の幅がぐんと広がりますよ。


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