今はただ目の前の君を 抱きしめていたい
明日の涙は 明日流せばいい
今だからできること
それを決して忘れないで
この時 この2人 ここへは戻れない…
小田和正さんの「キラキラ」という歌の歌詞の一部です。
先日亡くなった母が大好きな歌でした。
「お母さんが死んだら、お葬式でこの曲を流して欲しい」
そう生前によく言っていた母。
自分が死んだことで、死というものが一層恐ろしいものに感じてしまい、『自分や家族もいつか…』と、心配したり不安になったりするかもしれない。
でも、大事なのは先のことをくよくよ考えることではなく、今を一所懸命生きること。それをみんなにも伝えたい。
それが「キラキラ」という歌に託された、母からのラストメッセージでした。
その言葉通り、母の葬儀の間中、キラキラをはじめとした小田和正さんの曲を流して頂きました。
細かな曲の指示にも、嫌な顔ひとつせずにご対応下さった葬儀会社の方々には、心から感謝しています。
今はキラキラを聴くだけで、母のことを思い出して反射的に涙が出てしまいます。
でもいつか、この曲が私の応援歌となって背中を押してくれる日が来る。
そう信じています。