石岡さん(写真左)と出会ったのは、みがく本校にもまだ一桁台の生徒しかいなかった時代。コープ教室の中に新道校を新設することを提案してくれたのが石岡さんでした。

まだ本校でも生徒があまり集まっていなくて…と戸惑う私に、

「先生、大丈夫です。これからは国語塾は絶対に必要です。必ず生徒さんがたくさん来ますって！」

そう物凄く自信たっぷり熱弁された石岡さん。その確信に満ちた表情を今でもはっきりと覚えています。その勢いに半ば気圧されるようにして新道校を開校。一年近くはやはり生徒数が少なかったのですが、本校の生徒が右肩上がりに増えていくのに比例して、ここ新道校でもどんどん生徒が多くなっていきました。まさに石岡さんの予言通りです。

あの当時。みがくを設立した自分ですら、何度も心が折れかけました。果たして本当に需要はあるのかと。

強い信念はありました。正しいこと、必要なことをやっているんだという自信もありました。でも当時、「国語だけを教える塾」は同業者方からも生徒が本当に集まるのかと心配される程異色でした。確かに、国語だけを指導する塾はあまり無いですものね。しかも受験やテスト対策がメインではなく社会に出ても困らない国語(コミュニケーション)力を養成する塾なんて聞いたことありません。そもそもじっくり作文を指導する塾など札幌では殆どありませんでしたから、確かに異色です。

それなのに石岡さんは自信満々でした。それがどんなに心強く、励みになったことか。

今ではみがくの全教室が満席です。石岡さんの読みが当たってホッとするとともに、心から、心の底から感謝しています。