突然、妙なカミングアウトをしますが、
私は結構いい年になるまで、「空想癖」がありました。
空想癖と言っても可愛いものですよ~
好きな芸能人やクラスメートのことを考えたり、将来自分が有名人になったら…なんて夢を見たり。
そんな他愛のない感じのものです。
だけど、空想とは言え、ストーリーはいつもしっかり組み立てていました。
例えば、私が中学生の頃に考えた空想ストーリーは…
「当時好きだったチェッカーズ(年代がわかりますね)が、近所にロケにやってきた。トイレを貸してくれと私の家に頼みに来たのをきっかけにメンバーと仲良くなって……。」
「25歳の私は売れっ子の作詞家。アカデミー賞で全日本作詞家大賞にノミネートされて、緊張の面持ちで壇上に立っている。そしてドラムロールの音が!そのとき、ライトがパッと私を照らし出して……。」
…な~んて
夜眠りにつく前のベッドの中で、この「空想ごっこ」をよくしていたものです。
今考えると相当痛々しい感がありますが(笑)、想像力はこれでかなり鍛えられたと思います。
ちなみに、私は幼稚園年長の頃から高校を卒業するまで日記を書いていたのですが、その中にもたくさんの空想が綴られています。
これらの日記帳、親に読まれるのは絶対にイヤだったので、いつも机の引き出しの奥に隠していました。
しかも、参考書のカバーを表紙にしておくという入念さ(…逆に不自然)。
現物
ちなみに、「空想」と「妄想」は違います。
空想も妄想も、「実際に起きていないことを想像する」という点では同じですが、
空想はそれが「現実ではない」ことを前提に展開するのに対し、
妄想はそれが「現実だ」と思い込んでいる状態を指します。
例えば(どちらの例も、嵐とは実際に面識がないとする)…
「あ~あ、嵐のメンバーと遊びに行けたらいいなぁ。そしたらどこに行こうかな?まずはカラオケに行って~」
→これは空想。
「嵐のメンバーと私は遊びに行ったことがあるし、今度の日曜もカラオケに行く約束をしているんだ」
→これは妄想。
つまり、現実ではないとわかっていて、あれやこれやと明るく楽しむのが空想で、
現実に起きていると思い込んで、周りが見えなくなるほど思い詰めるのが妄想です。
私は現実と想像の区別はついていたので「空想少女」でした。
決して「妄想少女」だったわけではありません
皆さんもきっとしていましたよね、空想(笑)。