夏休みには「要約」練習をお勧めします。
使用する本は…
●1000~1500字程度の話が複数収録されているもの
●物語ではなく、説明文またはエッセイ(随筆)
…が、良いと思います。
ちなみに、みがくで一部の生徒に宿題として出しているのはこれらのシリーズ本です。
初心者向けの要約練習として次のような方法があります。
①要約練習するページをコピーし、一読する。
②話の筋として大事な箇所に線を引く※。
③線を引いた文を、切ったり継いだりしながらノートにまとめる。最初は自分の言葉でまとめなくても良い。
※ボイント
・文頭と文末は大事な情報や、強く伝えたい筆者の主張が書かれていることが多いので線を引く。
・よほど筋に関係しない限り、「例」の部分は選ばない。
・いつ、どこで、だれが、何を、どうした、なぜ…の情報はなるべく入れる。
その本を読んでいない人に自分の要約文を読んでもらったら、書かれている内容を正確に理解してもらえる。それを念頭に置きながら書くよう促します。
最初は400字程度で要約文を書いてもらい、慣れてきたら少しずつ字数を減らしていくとよいでしょう。
文を読むのが遅い子には、①で一読する際にタイマーなどを使って時間を意識させてください。3分以内で読もう!などと目標を決めておきます。
書きまとめる処理速度が遅い子には、③の作業において、同じく時間を意識させます。
しばらくはこのやり方で練習をして、慣れてきたら次のステップに進みます。
(みがく生には来月号の通信で、家庭学習で取り組める要約のポイントを改めてお伝えする予定です。)
夏休み、是非チャレンジしてみてください!読む力、書く力がアップしますよ。