本好き=国語力がある
とは必ずしも言えない現実があります。勿論、読書をよくする子は語彙力があるし、活字にもある程度慣れているかもしれません。だけど、特定のジャンルばかり~推理小説やミステリーなど~読んでいても、学校のテストなどでは点数が取れないこともあります。学校で習う作品は物語(純文学)や説明文(評論)、随筆(エッセイ)が中心であり、上記の作品とは毛色が異なるからです。
私も小学生の頃は赤川次郎の推理小説や、星新一などのSF小説ばかりを読んでいました。中学生になってから、古典やエッセイ、ルポルタージュなど、様々なジャンルの本を読むようになったのですが、その頃から一気に読解力が付いたと自分では思っています。
もうすぐ夏休み。今年はお子さんに、いつもと違うジャンルの本を勧めてみるのもよいと思います。小学校の中高学年、中学生に特にお勧めなのは岩波ジュニア新書です。
経済や古典、世界史などが平易な表現で書かれているので、苦手意識をお持ちの社会人にも私はお勧めしています。
今年になって、私が読んだ岩波ジュニアです。
衣服、食事、住居、風習に恋愛。「平安女子」の生活をわかりやすく説明した一冊です。古典常識を頭に入れることもできるので、古典嫌いには必ずや役立つ内容ですよ。
岩波ジュニア新書。是非読んでみてください。