「今の自分」になるまで、まさに紆余曲折の日々でした。

苦悩、失望、落胆…。いったい何度、壁にぶつかったことでしょう。

かつて株式会社とNPO法人を経営していましたが、今は１つ休眠させています。設立当時は33歳だったのですが、会社経営に関して無知で世間知らずだったせいか、人から利用されることも山ほどありました。
今度こそはと期待しては裏切られたり。

特に、今から10年ほど前の時期に関しては、記憶が曖昧なぐらい、いっそ忘れ去ってしまいたい程の黒歴史です。

その迷走の毎日でも何とか笑って過ごせていたのは、周りで支えてくれた人達のお蔭でした。困っているといつも誰かが励ましてくれた。こんな私を見捨てずに一緒に戦ってくれた。暗闇の中で蹲っていると、何本ものあたたかい手があちこちから伸びてきて「頑張れ！」「頑張ろう！」と、肩をたたいてくれました。
お金ではなく「人」こそが、私が持っている最も大切な財産なのだと痛感したものです。私は昔も今も、人には本当に恵まれています。感謝せずにはいられません。

当たり前のことですが、過去と現在、そして未来は道のように脈々と続いています。過去があるからこそ今の自分がいるのです。失敗や苦しみの日々は、私を強く賢い人間にしてくれたのだと信じています。

突き抜ける青空のような夢を追いつつも、今日という日を精一杯楽しみながら、一歩一歩進んでいきたいと思います。