雪景色に染まった札幌。
この季節になると、ふと思い出します。
当時小学1年生だった、さくらちゃん(仮名)の言葉を。
雪のしんしんと降る夕方。
塾の窓から外を見ながら、さくらちゃんが呟きました。
「雪は雲のカケラでしょ?たくさん雪が降れば、空から雲がなくなるでしょ?そしたら毎日晴れる!…だからね、さくら、雪だいすきなの。」
ちょっと得意そうに、私にそう説明してみせた彼女。
寒さ厳しい冬があるから、暖かい春が待ち遠しくて、
雨や雪が降るからこそ、青空が嬉しくて。
だから先生、さくらちゃんの言うことは、ある意味で真理だと思うんだ。
雪は雲のカケラではないけどね(笑)。