皆さんに質問です。
①~⑥の項目を以下の3つに振り分けてみてください。
×あまり、もしくは全く腹が立たないレベル
△腹は立つ。だけど、本人に直接文句を言うほとではないレベル
●非常に腹が立つ。本人に苦情、文句を言うレベル
①飲食店で30分待たされた挙げ句、「今、⚪⚪が切れてしまってお出しできないのです…」と、注文をキャンセルされた。
②ATMで長蛇の列に並んでいたら、フラッとやってきたオバさま二人に「これは北洋銀行の列?」と聞かれる。「そうですよ」と答えると、「ありがとう」と言いながら私の前に並ぶ。さりげなく横入りをされた。
③30分のフットマッサージを受けている途中でセラピストが寝る。手は止まり、寝ぼけて指を変な方向に曲げられて足がつる。激痛で悶えていてもセラピストは起きない。50分もかけてケア終了。
④地下街に続く地下通路を歩いていたら、火のついたタバコを持ちながら歩くおじさんが。すれ違いざま、そのタバコが手の甲にあたって軽く火傷をした。
⑤愛犬の散歩をしていたら、同じく散歩中のお年寄り(婦人)と遭遇。こちらの犬が吠えると、「うわっ、狂暴な犬ね~。それに醜い顔!」と聞こえよがしに言われた。
⑥飲食店で注文をしようと並んで待っていると、スタッフの男女が接客そっちのけで趣味の音楽の話で盛り上がっていた。
どうでしょう?
皆さんは●がありましたか?
実はこれ全て、先週から今週にかけて私の身に実際に起こったことなのです。
そして、私は①~④までが×(あまり腹は立たない)でした。妹に話すと、「私が電話して文句を言ってやる!」と大層腹を立てることばかりのようなのですが、当の本人である私は本当にそれほど怒りは沸いてこないのですよ。我慢しているわけでもありません。「どうして怒らないの?」と言われても逆に困ります。もちろん、どれも良い気分ではありませんよ。ただ、腹が立つようなことではないというだけです。
逆に、⑤は△、⑥は●でした。
家族や仲間、同僚、生徒たち。私にとっては「身内」を理不尽に攻撃されると黙ってはいられません。
そして私が普段の生活において、最も怒りスイッチが入ること。それは⑥のような事柄です。心身を削るように、仕事に全身全霊を傾けている私としては、「仕事を真面目にやらない」また、「やる気のない働きをしている」人を見ると堪え難く腹が立ちます。注意をせずには到底いられません。
勉強をしない子どもより、やるべきことをしっかりやらない大人のほうが1億倍腹が立つのです。今は随分と人間がまるくなりましたが、一昔前の私は病院の無気力医師やカルチャースクールの適当講師にガンガン文句を言ったものです。理詰めで逃げ道を塞ぐ…今思えばたちの悪いモンスターですね(笑)。
人生においての価値観や優先順位の違いによって、怒りスイッチも人それぞれ。
皆さんはどんな時、スイッチが入りますか?