私が小学生だった頃。
近所に小柄な男の子が住んでいました。笑顔が可愛らしい子でした。だけど運命は残酷です。その子は小児ガンのため6年でこの世を去りました。
お葬式の数日後。挨拶を交わした時のお母さんの言葉が、今でも私の心に在ります。
「あの子は何のために生まれてきたんだろうね。」
幼かった私にはとても重い言葉でした。
成長した今でもその答えはわかりません。
ただ、年を重ねて身近な人間の死を何度も経験したことや、指導者として模索しながら歩いてきた日々で出た答えがあります。
意味の無い命は1つもない。
意義の無い人生など1つもない。
ということです。
この世界に生まれたからには何か意味がある。無宗教の私ですが、そう確信しています。
鬱蒼とした山林に芽吹いた小さな草花にも、夕べを待たずして命が尽きる都会の蜉蝣も。どんな命にもきっと意味があり、役割があってこの世に生を受けていると思うのです。
知能や感情がたとえ失われたとしても、その命は自分にとって、または自分以外の誰かにとって、必要で意義のあるものだと私は信じています。
謎かけみたいな文章でごめんなさい。
今日のブログは悩める友人にあてて書きました。