絶体絶命の大ピンチ!
…なんて表現、よく使いますよね。
「絶体絶命」は、「逃れられない窮地に立たされる」という意味合いの四字熟語です。
テストで「絶対絶命」と書いて撃沈する生徒が結構たくさんいますが、「絶対」では意味が合わなくなります。
「絶体」も「絶命」も、もともとは中国から伝わった九星術(運勢占い)に出てくる星の名前が由来となっています。いずれも凶星で、この星が出現すると避けられない災難が身にふりかかると言われています。
絶体 絶命。
文字が表す通り、「体も命も絶たれるような窮地」に立たされていることを表した言葉です。
だから、「絶対」ではなく「絶体(体が絶たれる)」と表現します。
それぞれの言葉の持つ意味をしっかり考えて理解した上で使うこと。
そうするとなかなか忘れないし、間違えないものですよ。