塾長ブログ

札幌光星中の受験レポート②と結果

(前回からの続きです)

札幌光星中には親子面接があります。お母さんだけ、お父さんだけ…の家と、両親揃って来ている家とが半々ぐらいの印象かな。予想以上に両親2人パターンが多いことに驚きました。

今年度は二部制で、一部は14時スタート、二部は15時スタートでした。我が家はそのままホールで昼食をとりましたが、試験後に一旦外に出る家庭も。いずれにせよ、スタート時間の5分前にホール集合という形です。

私たちは一部だったので、13時55分にはホールでスタンバイして待つことに。時間になると番号のアナウンスがあり、引率の先生に面接教室まで案内していただきました。教室の外に2組の家族が座れる椅子が置いてあるので、私たち親子もそこに座って順番を待ちます。来る途中、歩きながら他の教室をちらちらと覗きましたが、性別年齢を問わず、光星の先生方が総動員で面接を担当している感じでした。

待っている間、顔がにやけるのを我慢できない私。もうワクワクし過ぎて仕方ありません。ふと横を見ると、ダンナ(伊藤)は眠気と戦っています。娘だけがガチガチに緊張していて、「人」という文字を手に書いて何度も飲み込んでいました。娘とは事前に面接マナー、よく聞かれる質問とそれに対する受け答えの練習をしていたので、頭の中で何度もシミュレーションしていたようです。

そうしているうちに、前の親子が教室から出てきました。「いよいよだね。」と囁きながら、教室前でそのまま待機していると、どこからか案内の先生がいらっしゃって、「ご自身のタイミングでご入室ください。」と声を掛けてくださいます。

息を整え、トントントンとゆっくりノックをして、ドアを開けました。「失礼します」と頭を下げて教室の中に入ります(我が家は娘、私、ダンナの順に入室)。面接官の先生から荷物を入り口前に設置された机に置くようにと指示があったので、外靴入れの袋やバッグ、上着などの全てを置きます。身軽になったところで席に誘導されて、いよいよ面接スタート。ちなみに、面接時間は1組10分、面接官は1人でした。子どもに対して幾つかの質問をした後に親に質問…という形式です。面接官の先生はリストを1枚持っていて、そこに質問内容が書いてあり、その用紙に返答に対するメモをしていました。他の受験生に確認したところ、質問された内容はほぼ同じだったので、思いつきの質問や変化球的な質問はない感じです。私たちの担当は数学の先生(元みがく生で現みがく講師でもあるYちゃんの元担任!)で、物腰のやわらかい優しい先生でしたよ。

さて、娘が面接で質問されたことは次の通りです(順番通りに挙げました)。

⭐️今日のテストはどうでしたか?

⭐️小学校生活で思い出に残っていることは?

⭐️(娘が修学旅行と答えたことに対して)修学旅行ではどこに行きましたか?

⭐️修学旅行で思い出に残っていることは?

⭐️得意科目は何ですか?

⭐️(娘は国語と答えたことに対して)国語のどんな問題が得意なのですか?

⭐️将来の夢は何ですか?

⭐️(娘がダンスの先生と答えたことに対して)小学校の授業でもダンスはあると思うけれども、友達に教えたりしているのですか?

⭐️趣味や特技は何ですか?

⭐️(『答えが重なってしまいますが、趣味も特技もダンスです。』と答えたことに対して)ダンスのコンテストには出たことがありますか?

⭐️私は数学の教師なのですが、今日のテストの算数はどうでしたか?

次は親への質問です。

⭐️うちの学校に期待していることはどんな事でしょうか(先生がダンナのほうを見ていたので、私はぐっと我慢してダンナに話してもらいました)。

⭐️ご両親から見たお子さんの長所を教えて下さい(父→母の順にそれぞれ聞かれます)。

⭐️お子さんに対して、ご家庭で何かルールを設けていますか(これも父→母の順にそれぞれ聞かれました)。

⭐️中学、高校で実施する(海外研修などの)行事に全て参加できますか?

大体こんな感じでしょうか。話したがりの私にとっては少し物足りない気がしましたが(笑)、ごくごく一般的な面接でした。顔を強張らせながらもハキハキと受け答えしている娘に心の中でエールを送ったり、「いやいや、質問に対する答えになっていないよ…。」と突っ込みを入れたりしながら聞いていましたよ。

ずっと続けばいいのにと思うほど、実に楽しい時間でした。…だって、もう二度と無いですよね。(受験の)親子面接の機会なんて。大切な思い出にしたいと思います。

札幌光星中の合格発表は試験翌日の朝10時。気になって眠れないと言っていた娘はベッドに入ってすぐに寝息を立てていました。早起き続きだったので、ここ数日間はのんびりと起床することに決めています。8時頃にようやくベッドから出て、朝食を食べ、静かに合格発表の時間を待ちました。

そして10時。親子3人で顔を突き合わせ、スマホを覗き込みます。学校ホームページの専用ログインページにある合否照会をクリックすると…。

やったあ。無事に合格することができました。

点数が気になるのですが、今は考えないようにします(笑)。正直、良い結果しか思い描いていなかったものの、何が起きるかわからないのが受験ですからね。また、皆さんから「ひかりちゃんは大丈夫でしょう。」と言われることや、塾経営夫婦の娘という肩書きが本人にとってプレッシャーになっていたようなのです。

…良かった。これでみがく生たちの受験に集中できる。大谷、立命館、日大が終わったので、あとは開成ですね。それと…共通テスト。その後の国立2次、高校入試までノンストップでの指導が続きます(そして本の校正作業も…)。今回、娘の中学受験で学んだことを存分に活かしていく予定です。

受験を応援してくださっていた皆様、本当にありがとうございました😭

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