今日は江別市の野幌森林公園で開催された定例きのこ観察会に参加してきました。私たち家族が所属している「北海道キノコの会」は一昨年から北海道博物館との合同調査を行っています。今日も調査サンプルとしてキノコを採取してきました。
ひかりが選ぶ本日のベストきのこは、可愛いヒナノヒガサちゃん。
私のベストはニカワウロコダケwithカタツムリ。ひかりがイタズラして私のジャンパーにひっつき虫(ヌスビトハギ)をつけたみたいです。Mって何よ?
他にも、シロカイメンタケやアキヤマタケなど、30種類以上の秋のきのこが見つかりました。
森の中には似たようなきのこが多いのですよ。
☝️左はチチタケで、右はハンノキイグチ。見た目は似ていてもヒダを見ると一目瞭然です。チチタケはヒダを傷つけると乳色(白色)の汁が出ます。一方のハンノキイグチは青黒く変色するのですよ。
☝️左はエリマキツチグリで、右はトガリフクロツチグリ。エリマキツチグリは外皮の一部が剥離して襟巻きのように二重っぽくなります。トガリフクロツチグリは外皮の内側が白いのと、幼菌の頭が尖っているのが特徴です。
☝️左はロクショウグサレキンで、右はロクショウグサレキンモドキ。ロクショウグサレキンは軸がカサの中央についていて、モドキは左右どちらかの端近くに寄ってついています。カサがあっちこちに向いているとモドキ…のイメージです。
☝️左はホウキタケで、右はムラサキホウキタケ。色で簡単に判別できるのですが、ムラサキホウキタケはレアなきのこで、なかなか見つけられません。ラッキーなことに、今日はどちらも発見することができました。
それにしても、きのこの世界は本当に奥深いなあ。どんなに勉強してもキリがありません。仕事を完全に引退したら(そんな日が本当に来るのか?)、きのこ研究の道に進みたい。そう割と本気で考えています。