いざ説明しようとすると、
「あれ?どう言えばいいのかな?」と迷う言葉がありますよね。
例えば、「こっそり」と「そっと」。
両者の違いを小学生に説明するとしたら、あなたならどう話しますか?
例文を考えるといいでしょう。
●先生にこっそりと打ち明ける。
●そっとドアを閉める。
さて、答え合わせです。
「こっそり」は、「人に知られないようにすること」。
「そっと」は「音を立てないようにすること」。それが本来の意味です。
紛らわしい言葉をもう一組。
「ゆっくり」と「のんびり」。
これも説明に難しい語の1つです。
同様に例文を挙げますね。
●家までゆっくり歩いて行こう。
●一日中、家でのんびりしていた。
「ゆっくり」は「動きが遅いこと」。
「のんびり」は「心にゆとりがあること」です。
実はこれらは、みがくで使用しているドリルの「ほ~ぷ 2年生用」に出てくる問題。
細かく意味を覚えなさいね!という主旨ではなく、
「言葉一つ一つにはそれぞれ異なった意味があるんだよ。何でもいいわけではないよ。気を付けて使おうね。」
と言うことを伝えたいがための設問なのだと解釈しています。
言霊(ことだま)ではないですが、言葉1つ1つに込められた意味を大切に使っていきたいと、私はいつも考えています。
生徒たちにもそれが少しでも伝わっていたらいいな。