文章を書くときや思いを伝えるときの重要キーワードとして「言い換える力」があります。
この「言い換える力」は伝えるべき内容を区分けし、より詳しくするだけではなく、表現を豊かにもします。
例えば、判で押したように文末をいつも「…思います。」と書く生徒が少なからずいるのですが、この「思う」「考える」にしても、その内容によってはもっと別の言い回しができます。
感じる、思案する、思索する、思慮する、思いを巡らす、思い至る、感じ取る、思いを抱く、想定する、推察する、熟考する…などです。
状況や状態に応じ、意味合いの微妙に異なる言葉が併存するのが日本語の多様性であり、奥深さでもあります。
これから小論文に取り組む学生たちは特に、言い換え力を磨き、言葉のバリエーションを増やしていきましょう。