勉強にも「体力」が必要です。運動したり活動したりする時の体力とは少々異なり、「勉強の体力」とは集中する力や、継続する力、粘り強く考える力や忍耐力、わからない問題に直面した時、それらを乗り越えようとする力などを指します。どんなに能力があり、ポテンシャルが高くても、この「勉強の体力」が乏しければ、すぐに伸び悩んでしまうのでとても厄介です。

たとえ毎日のように塾に通っていても、いつも受け身の姿勢で学習していたり、あまり考えもしないで「わからない！」とすぐ人に聞いてしまったり…では、「勉強の体力」はなかなか育ちません。

そこで、遅くても中学2年生までにこの力を身につけるための努力をしておくことをお勧めします。例えば、

★自分が立てた目標は何が何でもやり抜く

★いつも読まないジャンルの本を読破する

★すぐに諦めずに、答えが出るまで考えてみる

★「5行日記」を1ヶ月続ける

など。「勉強の体力」を向上させることが（国語に限らず）全ての学習にとって不可欠な課題なのだと強く意識して欲しいのです。

逆に言うと、この「勉強の体力」さえあれば、大抵のことは乗り越えて行けるのではないかと私は考えています。