今日は子ども会で「七夕まつり」を開催しました。町内の公園に集合して、まずは短冊を書いて飾ります。
小雨の降る中、25名ほどの子どもたちが集合しました。
短冊に願い事を書いて飾った後は、4班に分かれ、「ロウソク出〜せ〜」と戸別に回ります。歌を歌いながらお家を訪問し、お菓子をもらい歩くという北海道の伝統文化です。
私が子どもの頃は、1人1人紙の提灯に火を入れて持ち歩いていましたが、今回はペットボトルの上部を切って中に蝋燭を入れるという安全バージョンの提灯を用いました。
この「ロウソク出〜せ〜」の歌詞も、地域によって若干異なるようです。私たちの子ども会では、
ローソク出ーせー 出ーせーよー
出ーさーないとー かっちゃくぞー
おーまーけーにー 喰い付くぞー
…と歌いながら訪問しています。最後の「喰いつくぞ」が「噛みつくぞ」になっている地域もあるそうですよ。
ちなみに訪問NGの場合は、事前にお配りしているシールをドアに貼ってくださいとお願いしています。とは言え、その件数もさほど多くはなく、皆さんとてもにこやかに子どもたちを迎えてくださいました。「待っていたよ」「歌が上手だねぇ」「お菓子、みんなで分けてね」と、優しい言葉をたくさん頂きました。本当にありがたいことです。
最初は緊張気味だった子ども達(付き添いの大人もね…)でしたが、後半では、「こんばんは!」「ありがとうございました」という当たり前の挨拶が自発的に出てくるように。年々、この「ろうそく出せ」を廃止する子ども会が増えていると聞いています。ここ数年はコロナ禍で中止になっていたこともあり、この機会に無くしましょうという子ども会もあったそうです。
私がかつて子どもの頃に体験した、夏の風物詩とも言えるこの心踊るイベント。親になり、娘にも経験してもらえるという幸せを噛み締めた一夜でした。
予めお菓子を小分け袋に入れておいてくださるお家も。
しばらくお菓子には困らなそう。