塾長ブログ

「教える」ことの意味。


時々目を閉じて想像します。

生徒1人1人の未来。


私は生徒たちが大好きです。

たまらなく愛しいと感じています。

できれば、ずっとずっと側にいて困った時に助けてあげたい。


でも残念ながら、そんなことはできません。

だからこそ私は「教える」のです。


例えば、何かに迷ったとき。

「どうしたら問題が解決できるだろうか」と考え抜けるように。

例えば、大きなショックを受けたとき。

悲しみや苦しみに押しつぶされない「心の強さ」を持てるように。

例えば、大切な人が現れたとき。

互いを尊重し合い、また信頼し合える関係を築けるように。

例えば、道に倒れている人を見つけたとき。

率先して助け、的確な処置を施せる行動力と判断力を身に付けられるように。

例えば、何かが無くて困っている人がいるとき。

自ら考えて、役に立つ何かを作り出せるように。

例えば、ひどい失敗をしたとき。

その理由を冷静に分析して改善し、失敗をプラスにできるように。


例えば、強く伝えたいことがあったとき。

誤解なく、理路整然と人に伝えることができるように。


例えば、しくしくと泣いている人がいるとき。

その悲しみを理解して、側で優しく支えてあげられるように。


例えば、トンネルに入ったような心の闇に迷い込んだとき。

泣きながらでも、転びながらでも、自分の足で光の場所に戻って来られるように。


例えば、愛する人ができたとき。

「愛している」と素直に伝えることができるように。


子供たちと、

子供たちの生きる未来が

幸せいっぱいであるように。



私がしている「教える」という仕事は、そこを見据えてこそ意味がある。

重責で足がすくんでも、立ち止まってなんかいられない。

つまんない常識に振り回されている時間もない。


たとえ「型」通りじゃなくても、大事な信念は譲らない。

絶対に譲らない。


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