ビビる。
語源は古くて平安末期まで遡ります。
合戦のとき、大勢で敵陣に攻め行く兵士たち。
その際、身に付けている鎧(よろい)同士がぶつかり合って音が鳴ります。
びんびん♪…と。
この音を聞いた敵軍。
緊張が走ります。
「…この音は さては、敵が近くまで来ているな。うわぁ…いよいよ戦いか。我が軍は大丈夫かなぁ…」
「(鎧が触れあって)びんびんと音がする」ことから、「敵が攻めてくること」を指して「びんびんする」と言うようになりました。
そして、だんだん音が詰まって「びびる」と短く言うようになり、現在の「おじけづく・ひるむ・恐れる」という意味として使われるようになったのです。
ちなみにこれは…
道路に落ちていた折れ傘を、「巨大なカラス」だと思ってビビるゆ~です。