塾長ブログ

線を引く習慣

今週は生徒たちに新しいテキストを配付しています。基本的にみがくでは、教室ではオリジナル学習を行っているので、渡しているテキストは宿題用です。今週は、宿題の進め方の確認週間として、宿題の範囲や進め方を改めて説明し、試し解きをしてもらっています。

読解にあたり、例えば物語や小説は、登場人物の心情を読み解くことが大きな鍵になってきます。そこで、本文で心情が表れている部分、心情が投影されている部分に線を引きながら読むと効果的なのです。

また、いわゆる「ドジミス」を防ぐには、設問で聞かれている部分(はやとの気持ちを…/書き抜きなさい、など)を敢えて意識して囲んだり、線を引いたりして取り組むとよいでしょう。

最終的には鉛筆で線引きするのですが、今回は練習のために色ペンを使ってもらいました。

上手く線が引けるようになれば、引いたところが設問とぴったりとリンクすることもあります。また、線を引きながら丁寧に読むことで理解がぐんと深まるものです。何度も繰り返し出てくる言葉(キーワード)を囲んでおけば、段落ごとの主旨が把握しやすくもなります。

線を引く時間がもったいないとか、面倒臭いと言う子もいるでしょう。でもね、線引きする時間なんて本当に大したことありませんから。むしろ手を動かすことで、脳が反応して戦闘モードに入ります。「おっ、今はこれを読む時間なのね。了解!!」と、読解スイッチがパチンと入るのです。そうなると集中力も自然と高まります。この手間1つで読解の質が変わるのなら引いて損はありません。

 

慣れないうちは線を引くのをすっかり忘れてしまうことがあると思います。たとえ忘れても、何度でも思い出して引いて欲しいのです。続けているとそのうち習慣化しますし、習慣化させるだけの価値が必ずありますから!

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