私には師と仰ぐ人がいます。
高校時代、国語の教科担任だった太田先生です。
その太田先生と昨年、数年ぶりにメールのやりとりをしました。
言葉を多く継がなくても、こちらの現況を的確に言い当て、理解してくださるところは「さすが先生だな」と嬉しくなります。
メールには、こんなことが書かれていました。
『…(みがくは)なんだかとっても楽しい場所のように感じました。
子どもってそもそも、ずーっと遊んでいたいに決まってるんだから、勉強は楽しくやらないと続かないよね。とくに小さな子どもにことばを「玩具」にして遊ばせてやるということは、ものすごく高度なことだと思う。
それに比べたら高校や大学の先生は楽なもんだ。
すばらしい仕事してると思いますよ。
陰ながら応援しているのでがんばってください。』
太田先生のお陰で私は古典が大好きになりました。私を「講師」の道に導いてくれたのも先生でした。
今は諸事情から教職を辞されているとのことです。
私が指導者であり続ける限り、いつも傍にいて優しく見守ってくれているような。
そんな気がしています。