今日の通勤。
腰がまだ痛いので事前に娘に言い聞かせます。
「ひかり、ママは腰がいたいから、今日はひかり歩いてほしいの。歩ける?」
「ひーちゃん、あるくよー!」
歩いてくれるのは確かに助かります。
ただ…。
わざわざ雪や水溜まりがある所ばかりを歩くのは何故~?
しかもちっとも前に進まないし!
バス停にたどり着くまでにひかりは結局三度も転びました。
…。
私よ、無になれ。
何も考えるな。
バスに乗り遅れたっていいじゃない。
服が汚れたっていいじゃない。
うららかな春の日射しのようなあたたかい気持ちでいよう。
顔にまで泥がはねた子どもの手を引きながら、口元に静かな微笑みをたたえて歩く女。
バス停で先に待っていた老婦人にギョッとされたのは言うまでもありません。
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