塾長ブログ

みがくのアインシュタイン。

中学1年生のAくん。

学校の勉強はあまり得意ではないそうです。


みがくで行なう作文の類も、人の2倍くらい時間がかかります。

漢字の習得も苦手なほうです。


だけど。


Aくんは、いつも根気強く、じっくりと思考することができます。

これでいい…と安易に妥協できないので、人より少し作業時間がかかるだけ。


驚くほど想像力が豊かです。

1つの物事から多くの発想ができる能力があります。

私たちが思いつかない表現を多々使うので、Aくんの作文を読むのが毎回楽しみです。


読解力に問題があると言うけれど、本当にそうなのでしょうか?

Aくんの愛読書は「相対性理論を楽しむ本」(佐藤勝彦監修)。

みがくでいつも一心不乱に読んでいます。

私だって難しい相対性理論。

「この考え方が好きなんです」と笑顔で言えるAくんを尊敬しています。


書けない漢字も多いですが、一方で社会人でも書けない漢字が書けたりもします。


土曜ゼミでは、面倒見が良く、リーダーシップを発揮する一面も窺えます。



Aくんに苦手なことやできないことも確かにあるでしょう。

でもその100倍、「できること」もあります。


「できること」を最大限に評価し、褒め、もっともっと「できる」ようにする。

そのうち、波及効果で他のできないこともできるようになる。


単なる理想論や机上の空論ではありません。

私は本気でそう信じているし、そんな生徒を星の数ほど見てきました。


A君の未来も、大きな可能性と大きな希望で輝いています。


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